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September 16, 2009

J各クラブの経営状態をよく見てみた

Jリーグ各クラブの経営資料が開示されました。
http://www.j-league.or.jp/aboutj/jclub/2008-9/pdf/club2009.pdf

東京の状態については先日ああだこうだ言いましたので割愛。
今日はほかと比べてみます。特に財政状態。

パッと見て京都の資本金36億と、繰越利益剰余金33億というのが目につきます。
これは、今までの赤字の累積が33億円にまで達している、ということ。
そして、その穴埋めを株主が広告費などではなく、資本金注入という形で行った、ということ。

対照的なのが隣の名古屋です。
資本金が4億で、繰越利益剰余金が1億7,600万。
過去の経営の累積が黒字だった、ということです。

京都の親会社は、足りないお金の補填はしたがそれが明確に見える形で残させた。
名古屋の親会社は、広告費だか何だか分かりませんが、収入=売上の補填でお金を出した。

親会社の税金面を考えれば、球団の売上にさせれば自社の経費になって節税になる。
球団の資本金にすればお金を貸すのと一緒ですから、税金を余計に払うことになる。

マリノスは資本金3,000万、柏は2,200万、千葉が1億というのを見ても、
トータルの税金面を考えているのは明らかです。
これは違法でも何でもないし、広い意味でのコストパフォーマンスの考慮か、と。

逆にそれだけに、京都の見識が際だっている印象を受けます。
過去の赤字の責任が財務諸表に明確に残っているのですから。
ここにも稲盛イズムの経営がある、ということなのでしょうか。

普通に見て一目瞭然に財務状態がいいのは鹿島ですよね。
17億5千万の純資産。10億以上の純資産を持っているのは鹿島だけです。

浦和は収入はダントツで多いのですが、費用もダントツでトップ。
累積黒字は4億でトップですが資本金が1億6千万しかないので純資産はほどほど。
ただ、事業費が61億5千万なのですが、これがレッズランドとかの造成や建築費だとすると
数年後にダントツの財産持ちになるのかもしれませんね。

本当にやばいのは、純資産がマイナスのチーム。
大分マイナス5億5千万、神戸マイナス2億6千万、横浜FCマイナス2億2千万、
以下柏、岐阜、熊本がマイナス幅1億を超えています。
このうち神戸はオーナーさんがなんとかするので大丈夫でしょうし、
柏も日立の力で何とかなっていくのでしょうが、ほかのチームは心配になります。

こうやって改めて見てみると、どこのチームも結構厳しいな、ということと
浦和以外は自前のスタジアムなんて夢のまた夢だな、
ということをしみじみ感じる秋の夜長でありました。

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